
バガボンド 26 (26) (モーニングKC)
井上 雄彦メーカー 講談社
ASIN 4063726126
武蔵を斬って欲しい
死を前にすれば普通の人は平常心を保てません。しかし,武蔵は人との斬り合いを小川の流れにたとえようとするところまで昇ってしまいました。凡人の私としては悟りを開きかけている武蔵は遠い存在になり,感情移入は困難です。一方で終わることのない敵討に囚われてしまう吉岡一門。武蔵の力量をきちんと量れない点もあまり賢いとは思えません。しかしだからこそ,凡人の私には凡人の集まり吉岡一門に自分の姿を重ねてしまいます。無理とは分かってはいても,吉岡一門が武蔵に一矢を報いることを期待してしまいます。・・・・・・
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ハリー・ポッターと謎のプリンス ハリー・ポッターシリーズ第六巻 上下巻2冊セット (6)
J. K. ローリングメーカー 静山社
ASIN 4915512576
う〜ん
全体的に唐突で、一冊の本としてまとまってないような気がしました。
<br />まず伏線というものをろくにつかってないような。
<br />ハリーがジニーを好きになる展開なんかいきなりすぎてわけが分からないし。
<br />さらに、翻訳化の文章が終始「〜た」「〜だった」の2パターンしかないため読んでいてしんどくなってきます。
<br />
<br />3巻まで読んだ時は、こんなに面白い小説は他に無いと本気で思ってたものですが、
<br />それからたくさんの小説を読み、たくさんの文章に触れた後で読み返すとどうにも面白く感じられません。・・・・・・
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戦場のニーナ
なかにし 礼メーカー 講談社
ASIN 4062138255
戦争は人間の尊厳をも破壊する
奇跡的にロシアの戦場で生き残った戦争孤児の物語。戦争とはいかに愚かな行為なのか、改めて考えさせられる。現代の日本でも、両親の顔を知らないといった、かわいそうな子供はいるかも知れないが、この小説の主人公、戦争孤児のニーナは、両親どころか、自分自身の名前や国籍までもが分からない。自分のルーツが分からないということが、いかにつらいことか、考えさせられた。平和ボケしている自分には衝撃的だった。戦争というのは国家だけでなく、そこに住む国民をも苦しめ、そして何も生み出さない。人間が生きていくのに、武器はいらない。ただ優しくさえあればいい、と思う。そういう当たり前のことをニーナの人生は教えてくれた気がする。・・・・・・
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吉原手引草
松井 今朝子メーカー 幻冬舎
ASIN 434401295X
昭和の名著「悪女について」は越えられなかったか。
ある事件に興味を持った人物が、その事件の当事者の周辺に聞き込みをして独白させながら事件を明らかにするという手法は、有吉佐和子が数十年前に「悪女について」で用いた手法である。
<br />これを完全にと言っていい程踏襲したのは、作者と同じく歌舞伎記者がスタートだった有吉に対するオマージュと好意的にとらえるべきか。
<br />
<br />しかし、今読み返しても「あっ」と言わせる斬新な追跡を楽しませた「悪女について」よりは、展開が予想を超えず平坦。
<br />ついには直木賞と無縁だった有吉には皮肉な今回の受賞に思える。
<br />
<br />「不信の時」で有吉を知った世代にも損をさせない作品として、この機会に「悪女について」をお薦めしたい。
<br />この平成バブルの時代でも、一向に色あせないスリリン・・・・・・
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佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)
島田 洋七メーカー 徳間書店
ASIN 4198920001
笑えて泣ける、考えさせるばあちゃんの名言
「嫌われているということは、目立っているということや」
<br />「「暑い」「寒い」と、うるさく言うな。
<br />夏は冬に感謝し、冬は夏に感謝しんしゃい」
<br />などなど、がばいばあちゃんの名言が数多く掲載されているが
<br />どれも本当に苦しんだことのある人にしか言えない、
<br />そして苦しんだことのある人にはずばっと刺さる言葉ばかりである。
<br />こうした言葉の数々を、洋七氏が、笑いにくるみながら、嫌味なく、
<br />時には嘆いたりあきれてみせたりしながら、平易な文章で伝えてくれる。
<br />読みやすく、考えさせるエンターテイメント作品であり、
<br />自己啓発本が苦手な人でも素直に楽しめる癒しの書でもある。
<br />皮肉で・・・・・・
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カラマーゾフの兄弟 (4) (光文社古典新訳文庫 (KAト1-4))
亀山 郁夫メーカー 光文社
ASIN 4334751326
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カラマーゾフの兄弟1
ドストエフスキーメーカー 光文社
ASIN 4334751067
恐ろしいまでに人間の本質を突きつめた大作
文学作品と言われるものを、少なくとも3000作品は読んできた
<br />私の読書暦のなかで、最も感銘を受けた作品です。
<br />
<br />あまりの奥深さに、多くは語れません。
<br />単純に言えば、
<br />
<br />人間って何?と言う、誰もが思う難題に、
<br />現時点でもっとも深く答えてくれる作品ではないでしょうか。
<br />
<br />読んでいてわけのわからない涙がよく出ました。
<br />人間の尊さ、愚かさ、有難さ、難解さ、真摯さ、…等々、
<br />人間・人間社会の悲喜交交、本質を突きつめた世界の大文豪
<br />ドストエフスキーの大著です。
<br />
<br />読んでみ・・・・・・
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カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫 Aト 1-5)
ドストエフスキーメーカー 光文社
ASIN 4334751334
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カラマーゾフの兄弟2
ドストエフスキーメーカー 光文社
ASIN 4334751172
興味がわく本
有名な大審問官の章が入っている巻。
<br /> 確かに難解で理解できた部分はほとんど無いと思う。具現化された神がいたらカトリックの制度は維持できなくなるんだ。イワンが子供に限定して話したのは残酷さを増すためだとか。
<br /> でも理解できる最善は尽くされている。
<br /> 違和感のない訳、しおりへ記述された登場人物、そして最後の読書ガイド。
<br /> 背景知識が無いと理解できない部分を補うヒントが詰まっている。
<br /> 個人的に第三巻が出版されるまでにゲーテのファウストを読もうと思った。
<br />・・・・・・
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マリア様がみてる フレームオブマインド (コバルト文庫 こ 7-54)
今野 緒雪メーカー 集英社
ASIN 4086010348
今野の10年間の総括的作品
大団円を目前に控え、作品全体を総括する意味で重要な至玉の宝珠といえる番外編。
<br />
<br />竹嶋蔦子、田沼ちさと、内藤姉妹らを筆頭とする各シーンで強烈なアクセントを放った人物のアナザーサイドストーリーのみで構成された作品で、本篇にある独特の世界観を保つための設定があまり絡んでこないので、本篇を全く未読の人でも小説として楽しむことができる。
<br />
<br />
<br />
<br />竹嶋蔦子をよくぞここまで温存したものだとあらためて作者の全体図を見渡すセンスのよさに気付かされる。・・・・・・
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時をかける少女―TOKIKAKE (角川コミックス・エース (KCA162-1))
琴音 らんまるメーカー 角川書店
ASIN 4047138401
時かけ、漫画化!
映画の出来にはさすがに適いませんが、中々良い感じに漫画化されていると思います。
<br />ただページが足りないのか少々説明不足、というか置いてけぼり感があり、映画を観ていない人は少し
<br />混乱してしまうかもれません。
<br />映画に感動したのでもう一回見たい、けれどもお金がない。という方にはお勧めです。
<br />観ていない方は先に映画を観てからの方がいいかも・・・。・・・・・・
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夜明けの街で
東野 圭吾メーカー 角川書店
ASIN 4048737880
格別凄い不倫話では無いのでは・・・?
本を購入する際に、帯の部分に「最高傑作」
<br />「不倫は馬鹿らしいと思っていたが、どうしようもない時もある」
<br />とあったので、普通には無いようなものすごい不倫の話かと思って期待していたのですが
<br />結局は主人公のただの勝手なエゴイズム的な欲望からの不倫だったので
<br />そんなに凄い不倫の話では無くて少し期待外れだったのは否めません。
<br />でも不倫の話自体あまり読んだことがなく、
<br />また男性目線で描かれていたので面白く読み進めることが出来ました。
<br />また殺人事件と絡めて描かれていてラストが気になって気になってしょうがなかったので、
<br />確かにあまりミステリー、推理小説とは言えませんが
<br />それなりにラストは気にな・・・・・・
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ぼくには数字が風景に見える
D. タメットメーカー 講談社
ASIN 4062139545
装丁について
装丁に随分惹かれましたので、
<br />内容は他の方にまかせておきます。
<br />
<br />まず、可愛いイラストは100%orangeです。
<br />新潮社系のYonda?(パンダ)などでおなじみですよね。
<br />
<br />デザイン自体は鈴木成一デザイン事務所になります。
<br />森博嗣のスカイ・クロラシリーズなどでおなじみの
<br />目を惹く、なおかつ見やすい、心に残る、デザインができる
<br />数少ない方だと思います。
<br />
<br />そして、帯の推薦は数字繋がりで
<br />「博士の愛した数式」の小川洋子氏。
<br />
<br />無駄はないし、且つ飾る価値すら漂う本・・・・・・
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美しき日本の残像
アレックス・カーメーカー 朝日新聞社
ASIN 4022642408
TVで拝見したような、、、
玉三郎との親交はゆうめいですね。
<br />京都という町は治水のような細い清いながれがあり
<br />
<br />暑い夏はそれなりに涼しい川のうえの川床?でのお食事、時間がゆっくりとしてて。
<br />多分遺伝子レベルで京都の空気や人の孫子までの背景がはんなりとしている
<br />のでしょう。美しいすがすがしい凛としている立ち居ふるまいが
<br />芸妓さんのなかにみられます。
<br />
<br />夏寒い冬そのけしきのなかで人々は覚悟してくらしているのでしょうね。
<br />
<br /> こんな写真を見るとあーあの写真だーと書庫のなかからさがしだせます。
<br />
<br />・・・・・・
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カラマーゾフの兄弟3
ドストエフスキーメーカー 光文社
ASIN 4334751237
4巻が待ち遠しい。
今まで、カラマーゾフの兄弟を読もうと思い、挫折してきた。
<br />それはやはり翻訳の不自然さが最大の原因であった。
<br />亀山訳は本当に読みやすい。
<br />2巻の有名な大審問官の章もキリスト教の知識は必要ではあるが、
<br />すらすらとはいかなかったが読めた。
<br />第3巻は、長男ミーチャの章だ。事件が発生し、予審が始まる。
<br />
<br />早く次が読みたい。それにしても、待たせすぎだ。
<br />待たせすぎたことで☆の数は変わるものではないが、
<br />あまりにも遅すぎる。
<br />他の訳を買っちゃう人が出てきてもおかしくない。
<br />商売下手ですな。
<br />じらしても何の得もないと思うけ・・・・・・
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