
ローマ人の物語 (12) -迷走する帝国
塩野 七生メーカー 新潮社
ASIN 4103096217
ローマ人の物語12ー迷走の行く末
十数年前に始まったローマ人の物語が遂に大団円を迎えようとしています。その予感を感じさせる内容となっています。塩野七生さんもかなり迷走しながら今まで走ってきたと思います。しかし遂にその行く末が見えた、あるいはその結末を書く覚悟が出来たのではないでしょうか。
<br />ローマ時代というと大掛かりで大層な歴史と敬遠する方が多いと思いますが、これはそのまま日本のこれからのあり方を示していると思います。ここまで走ってこられた塩野さんの脚力(腕力?)に賞賛を送ります。・・・・・・
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ベトナムから来たもう一人のラストエンペラー
森 達也メーカー 角川書店
ASIN 4048838288
こんな 番組見てみたい!
森達也氏の著書はよく読みますが、これは良質のTVドキュメントを見たような気にさせる本でした。確かにTV番組はくだらない!では何故そんなバカ番組ばかりになるのか?それは視聴者が望んでいるからに他なりません。俺もジャッカスやビーバス&バッドヘッド、サウスパークのようなおバカ番組は大好きですが、日本のは程度が低すぎる!くだらなさの程度も低い、中途半端なものばかりですわ。ピリ辛テイストのかけらもない。 これじゃぁTVはケーブルでディスカバリーとかMTVとかの米製番組を見るしかなくなってしまう。
<br /> 綿井健陽・吉岡逸夫といった見るに耐える映像を撮る監督はいるにもかかわらず、しょうもない巨大メディアの意向で世論操作されるような番組しか流れないようになってしまった。
<br /> ニュースショーを「事実を流す番組ではない」と分かって見ている人はどれぐらいいるのだろ・・・・・・
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日本帝国の申し子?高敞の金一族と韓国資本主義の植民地起源 1876-1945
カーター・J・エッカートメーカー 草思社
ASIN 4794212755
要は、朝鮮半島にも政商がいたというだけで、日本の財閥の嚆矢と変わらない。
李氏朝鮮晩年の貴族:両班を中心とした物が、日本の植民地支配に組み込まれ、搾取の道具と化したことは、ブルース、カンミングス「現代朝鮮の歴史」明石書店刊に書かれていますが、典型的な植民地統治で、日本が自慢するような内容ではないと思いますが、資本主義的発展=近代化がすなわち個人の幸福でないことぐらい、今の日本の現状見ればわかりそうなものですが。
<br /> 資本主義のゆがみが、日本も韓国も襲っているのだよ!近代化以前の北朝鮮は例外だが。・・・・・・
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「唱歌」という奇跡 十二の物語―讃美歌と近代化の間で 文春新書 (文春新書)
安田 寛メーカー 文藝春秋
ASIN 4166603469
知られぬ歴史
明治維新によって政府はキリスト教礼拝音楽を中心とする外来音楽の流入という事態を受けて、国民の歌を自ら管理するようになる。文部省は「蝶々」などの唱歌という新しい歌を作り出し、国民教育によって浸透させた。その際、キリスト教の影響を避けることができず、唱歌の旋律に賛美歌のものを使用して「むすんでひらいて」「蛍の光」を作り出した。その一方では「さくらさくら」といった擬古曲を作成したり、「かぞえ歌」を利用したりして、国粋音楽文化を保持するという課題にも応えようとした。キリスト教の賛美歌に対抗して浄土真宗では古謡「越天楽今様」を復刻、仏教唱歌を歌う。
<br />国家管理の結果生じた国民の新しい音楽趣味は、明治後半になると「真白き富士の根」のような、江戸から続く俗謡系とは違った新しい流行歌を生み出す。流行歌という国家で管理できない新しい歌が出現すると、対抗処置として学校現場では流行歌を歌う・・・・・・
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冷戦史 -その起源・展開・終焉と日本-
松岡 完メーカー 同文舘出版
ASIN 4495463314
冷戦の流れや因果関係がわかる
国際政治史上で重要な位置を占める冷戦に関して、詳しくかつ興味深く読める。日本における冷戦と、国際上の冷戦を分けて記述しているところが特徴であり、この本の長所でもある。様々な視点から観ることが国際政治を理解する上では重要だからである。<br>また、章立てや長さも適当であり、大学生にとっては勉強の基幹書になる一冊である。・・・・・・
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図説 沖縄の戦い
森山 康平メーカー 河出書房新社
ASIN 4309760317
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『忘れられた日本人』を読む (岩波セミナーブックス)
網野 善彦メーカー 岩波書店
ASIN 4000266101
旅の巨人、宮本常一を網野氏が読み込む
宮本さんの『忘れられた日本人』をもとに4回にわたって行なわれた網野さんの講座の記録
<br />第一講 宮本常一との出会い--民俗語彙の再発見
<br />第二講 女の 「世間」
<br />第三講 東日本と西日本
<br />第四講 「百姓」とは何か
<br />あとがき
<br />
<br />周防大島(すおうおうしま)出身の宮本さんの言葉として
<br />「島に橋がかかるなどということは夢みたいすばらしいことで考えもしなかった、ところが橋がかかったら島の人間はみな島から出ていきよる」
<br />「進歩とは何なんだろうか、これまで自分は発展と言ってきたけれども、発展とは何なのだろうか、進歩という名のもとにわれわれはじつにたくさんのものを切り捨ててきたのではないか」「切り落と・・・・・・
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飛鳥-歴史と風土を歩く (岩波新書)
和田 萃メーカー 岩波書店
ASIN 400430850X
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武士と世間 なぜ死に急ぐのか 中公新書 1703
山本 博文メーカー 中央公論新社
ASIN 412101703X
日本における「世間」のプロトタイプを描く明快な著作
何故日本の武士は討ち死にであれ、殉死であれ、現代の目からすると、「何故こうも死に急ぐ必要があるのか?」という疑問をもたれるでしょう。<p> しかし、このように武士の討ち死にや殉死が日常茶飯事のように行われていた江戸時代において、その様な行動に武士を駆り立てていたのが、自己の名誉感情から来る事は固より、それに加えて、武士に対する「世間」によるアモルフな制裁があったからであることを文書などの研究から実証したのがこの本です。<p> そしてその「世間」が成立した背景には、戦国時代に武士層が増加した事に加えて、徳川幕藩体制が完成していく中で社会の身分移動か固定化され、支配者階級としての「何事にも周章狼狽しない精神性」を持つことを強要される社会になっていった事を挙げ?!??います。<p> そして、その様なプロセスで完成していった「世間」が、殉死をしなかった人や刃傷沙・・・・・・
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戦国15大合戦の真相―武将たちはどう戦ったか (平凡社新書)
鈴木 眞哉メーカー 平凡社
ASIN 4582851932
説明不足と検証不足かな
戦国時代の有名な合戦を通説否定の立場から見直したものである。例えば、桶狭間の戦いは信長の奇襲ではなかった、とか長篠の戦で鉄砲3段打ちは無かったという類である。大河ドラマなどで通説的な合戦絵巻しか知らない人にとっては、結構新鮮な話が多いと思う
<br />
<br />ただ、新書に15個もの合戦を書いているので、一つ一つの内容は根拠の記述が不充分であり、残念ながら消化不良が多い。単に通説に疑問を投げかけるだけで、筆者として結論ずけをしていないものもあり、不満が残る。
<br />
<br />面白かったのは鉄砲3段打ちの話と、騎馬戦の話。この2点は筆者の最も得意分野らしく、この点については他の書を読んで、もっと詳しく知りたいと思った・・・・・・
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目からウロコの幕末維新―黒船来航から廃藩置県まで、歴史の舞台裏がよくわかる
山村 竜也メーカー PHP研究所
ASIN 4569660592
これも良く書けており面白かった。
一応「目からウロコ」シリーズの古代史、戦国時代、本書幕末維新、近現代史を読んで、いずれも日本史の基礎としてとても面白かった。特にこの幕末維新は47事項に渡って、紙面の割には詳しくうまく解説していたことと、維新の関係者の非常に多くの肖像画・写真、これらがとても気に入った。「桜田門外の変」での浪士側の全員の損害状況や最終結果、「寺田屋事件」での真木和泉と有馬新七のことや激派側と鎮撫使側の死傷者のこと、「池田屋事件」で命を落とした志士たちの姓名の整理、坂本龍馬が海援隊士の長岡謙吉に船上で記録させた船中八策のこと、坂本龍馬殺害の被疑者である幕府見廻組の今井信郎の写真、箱根戦争での遊撃隊隊長の伊庭八郎・人見勝太郎の写真等々、わくわくしながら大事に読んだ。・・・・・・
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新選組 (岩波新書)
松浦 玲メーカー 岩波書店
ASIN 4004308550
面白い!!
こう言う本を探していました。
<br />私情を挟まず、現存する資料を基に、個々の感情や状況なども考慮し、
<br />何処までも真実を追っている内容で、やっと見つけたと言う感じです。
<br />実像と虚像と個人の主観が余りに入り乱れていて、本当の近藤勇の姿を
<br />見出せないでいましたが、この本でやっと実像が掴めた気がします。・・・・・・
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世界一周の誕生−グローバリズムの起源
園田 英弘メーカー 文藝春秋
ASIN 4166603280
歴史家がせまる世界一周の「起源」
<br />日文研という、一味かわった研究者が集う場で働く著者。やはり一味かわった
<br />作品がコレ。
<br />
<br />文字通りの「世界一周」(イギリス〜アメリカ合衆国〜東アジア)が可能に
<br />なった19世紀中頃の英米・技術発達史を、エピソードゆたかに扱う。
<br />
<br />主には、電信の歴史、そして蒸気機関の粋を集めた鉄道・船の技術史。
<br />
<br />これって、僕たちのような一般読者には触れる機会も関心もなかった
<br />ような歴史の「すきま」。そうしたニッチをうま〜くついている本書は、
<br />主に英語文献をあたりながら、それらの発達史を要領よく解説している。
<br />矢継ぎ早にくりだ・・・・・・
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国民の文明史
中西 輝政メーカー 扶桑社
ASIN 4594042759
「文明史観」で説明するのは、困難であろう。
読後、正直言って「文明史観」というものが理解できないので、それを前提とした論述は、なおさらわからないということに気がついた。
<br /> おそらく、国家の存立の際の文明のありようを理解しなければ、その国の本当の姿は理解できないということに尽きるのであろう。
<br /> 日本の国の生い立ちを理解しないで、(現代の)日本を理解できるはずはない・・・というのは、充分理解できる。
<br />
<br /> しかし、そうであれば、歴史の「通説」である世界四大文明の国々の現在は、どうなのか?インカ帝国やその他の古代文明のありようはどうなのか?
<br />
<br /> 日本の生い立ちから現在までの歴史を日本の誕生の「文明史観」で説明するのは無理でしょう。この立場を極端に推し進めれば、中東や中国は日本より進んでいるし、アメ・・・・・・
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昭和天皇「謝罪詔勅草稿」の発見
加藤 恭子メーカー 文藝春秋
ASIN 4163655301
信念の書
当時の宮内府長官田島道治の筆になる、発表されなかったこの「草稿」をめぐる問題の核心は、どうして発表されなかったかを別にすれば以下の2点に集約される。 <br> 1.この草稿は昭和天皇の命をうけたものか否か。<br> 2.この「謝罪詔勅草稿」の内容は昭和天皇の意志が反映されたものか否か。<br> この2点に関する著者の回答は以下の通り。<p> 1.“このような重大な文書を、宮内府長官の独断で書けるものだろうか。(略)明治生まれで皇室への敬愛一方ならなかった硬骨漢の田島が、天皇に相談なしにこうした文書に着手する僭越をおかすことは考えにくい” (28頁)<p> 2.“(この文書が)試案で用紙が略式だからといって、それを天皇におみせしなかった、または読み上げなかったとは断言できないのではないだろうか。/どうしてそう考えるかというと、これ・・・・・・
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