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陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙

陽炎ノ辻―居眠り磐音 江戸双紙

佐伯 泰英メーカー   双葉社

ASIN 4575661260



人によるのかな?

居眠り拳法の使い手で、用心棒と鰻屋を掛け持ちするフリーター侍、という設定は面白いんですが、人物描写が、いくらエンタメ小説としても、弱すぎる。人によるとは思うけど、描写がきちっとしたものを求める向きには物足りないのではないでしょうか(同じエンタメであるミステリー小説では、結構そうした描写もきちっとする人がたくさんいるし、キャラがたっていることが多い)。・・・・・・

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坂の上の雲〈1〉

坂の上の雲〈1〉

司馬 遼太郎メーカー   文藝春秋

ASIN 4167105764



「日本人に読んでほしい歴史書」ランクNo1。近代史の一幕を描く感動の名作

歴史書でなく小説であるにも関わらず、辛口の「文芸春秋」で、日本のわかいひとによんでほしい歴史書、の1位にかつてランクされました。 <br /> <br />舞台はまず、四国松山。俳人正岡子規と、親交の深かった秋山兄弟の、成長のものがたりです。やがて秋山兄弟は軍隊にはいり、日露戦争に突入します。兄は騎馬軍団をひきい大陸での地上戦で活躍します。そして、弟は海軍で、あたかも三国志の諸葛孔明をほうふつとさせるような軍の頭脳として、クライマックスの最終巻で、ついに無敵のロシア艦隊と日本海で激突するのです。 <br /> <br />若者たちが命運をかけた海戦で国を背負っていた事実に愕然とせざるをえません。そして、近代日本が経験したまさに”未曽有の国難”を、日本人が、まさに死力を結集させて乗り切った史実があり、それで今日に通じるという事実を目の当たりにし・・・・・・

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駿河城御前試合 (徳間文庫)

駿河城御前試合 (徳間文庫)

南條 範夫メーカー   徳間書店

ASIN 4198923213



「シグルイ」の原作

 今チャンピオンREDで連載中の「シグルイ」の原作であるこの小説。シグルイの人気を受けてかどうかはわかりませんが、文庫で復刊されました。 <br /> 今現在マンガになっている「無明逆流れ」で始まり、「被虐の受け太刀」「峰打ち不殺」「がま剣法」・・・といった短編11話で御前試合の模様を伝えます。更に後日談として1編。目次を見るだけでもワクワクしてきますよ。 <br /> 全編を通じてバラエティに溢れる剣豪の戦いが繰り広げられますが、似たようなエピソードが多い為、続けて読むとさすがに飽きてしまうかもしれません。・・・・・・

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坂の上の雲〈3〉

坂の上の雲〈3〉

司馬 遼太郎メーカー   文藝春秋

ASIN 4167105780



昭和日本軍の原点をみた

いよいよ日露戦争の戦いの火蓋が切られる第3巻。 <br />前半部分では、戦争回避の努力もむなしくロシア側の理不尽な要求に追い詰められ開戦せざるをえなくなったプロセスが描かれています。当時の日本にとって大国ロシアと戦うことがどれだけ困難(無謀)なことだったかを思うと、大国から屈辱的外交を強いられた憤りを感じます。 <br />中盤以降は日露戦争準備から緒戦まで描かれていますが、私が印象に残ったのは、さまざまな点で後の日中戦争、太平洋戦争との対比やそれらへの影響が垣間見えたことです。 <br />例えば、開戦の段階で陸・海軍と政府があらかじめ戦争終結に向けたシナリオ(短期決戦での勝利で列強諸国に仲介してもらうこと)を共有化していたことは、昭和の戦争とは対照的で興味深いです。 <br />一方、兵士個々人の闘争心や忠誠心に頼る白兵戦中心の戦闘、補・・・・・・

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坂の上の雲〈2〉

坂の上の雲〈2〉

司馬 遼太郎メーカー   文藝春秋

ASIN 4167105772



子規の実像と明治人気質

この巻では主に、闘病しながら文筆活動を続ける正岡子規と、軍人として活躍を始める秋山真之を中心に描かれています。 <br />正岡子規に関して小学校の教科書レベルでしか知らなかったので、過去の俳句や短歌を検証し、新たな作風を作り上げていった彼の功績を初めて知りました。それにもまして結核を患いながらも壮絶なまでに創作活動を行う彼の執念に胸を打たれます。 <br />一方、秋山真之という人物の資質は、欧米に追いつき追い越そうとする明治日本になくてはならないもののように感じます。「飛ぶが如く」で描かれた大久保利通もそうでしたが、この時代には物事に強烈なこだわりをもった人物が必要だったのでしょう。 <br />なお、この巻の最後の章は、ロシアに関する記述になっていますが、欧米でもなくアジアでもないロシアという国の性格が見事に表現されていて、大変ためになります。先に・・・・・・

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ねこのばば (新潮文庫)

ねこのばば (新潮文庫)

畠中 恵メーカー   新潮社

ASIN 4101461236



悲しいお話も・・

前作の「仁吉の想い人」に続いて、 <br />今回は手代のもう1人、佐助の昔の物語「産土」。 <br />何より驚いたのが、つぶれそうな店(長崎屋じゃないですよ)の為に、 <br />川の底に眠る金子を佐助が夜な夜なもぐって取ってくる、という場面です。 <br />ここまでするのか・・となぜだか悲しくなってしまいました。 <br />何より、その時の若旦那を路頭に迷わせるわけにはいかない、 <br />そして、自分の居場所を失いたくないという気持ちもあったのかもしれません。 <br />けれど、やはり亡くしてしまったその時の彼への思いが、 <br />今の若旦那への過保護っぷりに少なからず反映しているのかなと。 <br />今まで笑えていたそれがなぜだか悲しみを帯びて見えてきました。・・・・・・

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しゃばけ

しゃばけ

畠中 恵メーカー   新潮社

ASIN 410146121X



よくばりなほど様々な要素が楽しめます

大店のおぼっちゃまで、虚弱体質、周囲からあまやかされまくりの <br />主人公、一太郎が <br />あまあまの手代、佐助と仁吉(実は妖怪)に助けられつつ、操りつつ、 <br />殺人事件にあたっていく、という <br />時代ものミステリー、プラス妖怪ものです。 <br />ほのぼのーと読めますが、 <br />主人公や幼馴染の栄吉の心情は、時に切ないです。 <br /> <br />主人公たちがきちんきちんと生活している様が、 <br />読んでいてさわやかです。 <br />だから若だんなが甘やかされている姿が、うれしいかんじ。 <br /> <br />ミステリー側面も、登場人物たちの生活風景も <br />しみじみいいかんじ・・・・・・

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花芒ノ海―居眠り磐音江戸双紙

花芒ノ海―居眠り磐音江戸双紙

佐伯 泰英メーカー   双葉社

ASIN 4575661341











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ぬしさまへ

ぬしさまへ

畠中 恵メーカー   新潮社

ASIN 4101461228



文句なしですね!

妖それぞれの性格がさらに厚みを増し、 <br />かなり満足のいく内容になったと思います。 <br /> <br />私は「仁吉の想い人」に思わず心揺さぶられました。 <br />千年という時の重さと、仁吉の想いの重さに切なくなるのと同時に、 <br />仁吉はどのような思いで一太郎を見ているのだろうと・・ <br /> <br />「空のビードロ」は、1巻でなんとなくな終わり方だった <br />兄・松之助との関係が、きちんとなされて素直に良かったです。 <br />ラスト弟との対面で涙を零した松之助の人柄が良く伝わります。 <br /> <br />「虹を見し人」では、若旦那の周りから妖が消え、 <br />手代2人の態度も豹変。今の生活はいつ・・・・・・

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坂の上の雲〈4〉

坂の上の雲〈4〉

司馬 遼太郎メーカー   文藝春秋

ASIN 4167105799



リーダーの資質が組織の運命を決める

第4巻は遼陽の会戦から旅順攻防まで。 <br />リーダーの資質が、特に戦争といういわば極めて緊迫した状態において、いかに重要かということを思い知らされます。 <br />旅順攻略軍における乃木・伊地知コンビ、バルチック艦隊におけるロシア司令長官について、著者は「無能」を連発し酷評しています。当然、ここでいう「無能」とは、全人格を否定する意味での無能ではなく、あくまでもそのとき置かれた状況下において能力を発揮できなかった(もしくは持っている能力が状況に適応できなかった)という意味でしょう。ただ、リーダーたるもの、ある面で優れているだけでは(例えば乃木がもつ会う人を魅了してやまない包容力など)務まらないどころか、組織全体に対して悪影響を及ぼすという事例ともいえ、企業経営などに置き換えると考えさせられるものがあります。 <br />なお、乃木・伊地知が攻撃の・・・・・・

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坂の上の雲〈5〉

坂の上の雲〈5〉

司馬 遼太郎メーカー   文藝春秋

ASIN 4167105802



児玉源太郎物語

3巻あたりから登場の児玉源太郎。 <br />今の主人公は、彼であるといっていい。 <br />書き進むうちに、この輝く人物をほうってはおけなくなったのだろう。 <br />遼陽に戦い、二○三高地を落とし、旅順を攻略。 <br />苦労しながら辛くも勝ち進む日本と同時に <br />バルチック艦隊の長く苦しく足並みの悪い旅路が描かれる。 <br />多くのエピソードが示唆を与えるこの戦争は、作者も <br />物語を選りすぐるのに苦労したのではないか。 <br />そう感じる5巻でした。 <br />・・・・・・

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坂の上の雲〈6〉

坂の上の雲〈6〉

司馬 遼太郎メーカー   文藝春秋

ASIN 4167105810



明石元二郎物語

戦いのほうは、敵の退却により黒溝台での凄惨きわまりない危地を、あっさりと脱する。 <br /> <br />この巻では、むしろ、明石元二郎が主役といってもよいくらいのサイドストーリーが展開されます。 <br />とにかくこの人が、興味深い人物として描かれていて、印象が深いです。 <br /> <br />革命に与えたこの人物の影響は、本当のところどの程度なのか? <br />もう少し勉強したい気持ちになりました。・・・・・・

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寒雷ノ坂―居眠り磐音江戸双紙

寒雷ノ坂―居眠り磐音江戸双紙

佐伯 泰英メーカー   双葉社

ASIN 4575661309











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おまけのこ

おまけのこ

畠中 恵メーカー   新潮社

ASIN 4104507040



一読の価値あり

御仏でさえ嫌うという狐者異(こわい)と若だんなが関わると...「こわい」、お雛と屏風のぞきのやりとり「畳神」、幼い頃の若だんなの冒険「動く影」、若だんなが吉原の禿(かむろ)と逃げる!?「ありんすこく」、鳴家(やなり)の大冒険「おまけのこ」 <br /> <br />若だんなと妖怪たちのほのぼの推理帖。第四弾。 <br /> <br />表題作「おまけのこ」は、普通に読んで楽しめる作品。いつもはぱっとしないその他大勢の鳴家の一匹が事件に巻き込まれて、大活躍。小さいからだでよく頑張ったね、とほめてやりたくなる。気になるのは、「ありんすこく」。吉原の女郎の足抜けを巡る騒動だが、主人は、その女郎をわが子のように思い、「娘」として「助けてやりたい」と思うと同時に、彼女が「商品」であるから、特別扱いはできないと身動きがとれない。彼女の生命に係るので、逃が・・・・・・

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雪華ノ里―居眠り磐音江戸双紙

雪華ノ里―居眠り磐音江戸双紙

佐伯 泰英メーカー   双葉社

ASIN 4575661406











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