
14歳からの哲学―考えるための教科書
池田 晶子メーカー トランスビュー
ASIN 4901510142
いささか誘導的
全般的に見ると、考えるということの姿勢を学ぶにはいい本だと思う。
<br />ただところどころ作者の個性や世界観がちらほら見え隠れしているように思え、無意識的であるにせよ、やや話が誘導的であると思うことがあった。すでにある程度自分で考えることを知っており自分の目を持っている人になら薦められるが、それがまだできない14歳の人に、この本を単独で入門書として薦めるのはどうかと思った。・・・・・・
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14歳の君へ―どう考えどう生きるか
池田 晶子メーカー 毎日新聞社
ASIN 4620317888
読みやすい14歳からの哲学
005−2006に毎日中学生新聞に連載したものと、新聞が廃刊になったため、半分は書き下ろし。
<br />あとがきにあるように、14歳からの哲学がかなり原理的なところから、ものごとの考え方を説き起こしているのに対し、本書はもう少し柔らかく、ある意味で読みやすく、エッセイふうに書いているそうです。
<br />そして、受験への役には立ちませんが、人生の役には必ず立ちます。皆様への信頼とともに。と閉じています。(2006、11月)
<br />47歳のオヤジが読んでも新鮮で心が洗われるようです。そして是非とも多くの方に読んでもらいたい。知ることや記憶することよりも考えること、そして思い込む事よりも考える事の重要性を考えることができます。
<br />あとがきを書かれた時はすでに自分の死を受け入れていたのでしょうか。合掌
<br />
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自壊する帝国
佐藤 優メーカー 新潮社
ASIN 4104752029
「外務省のラスプーチン」が誕生するまで
鈴木宗男の懐刀として活躍し「外務省のラスプーチン」と呼ばれた異能の外交官、佐藤優。その栄光と挫折については、前著『国家の罠』に詳しい。
<br />
<br />
<br />さて彼は外交官として駆け出しの頃、在ソ連日本大使館二等書記官として、ソビエト連邦崩壊という現代史に残る歴史的大事件に立ち会った。本書は、当時モスクワに駐留していた若き日本人外交官の視点からソ連解体の過程を克明に描いた迫真のドキュメントである。まさに彼は「歴史の目撃者」であり、類い希なる観察力と分析力をもって、史上空前の帝国であったソ連が内側から崩れていく様相を活写する。
<br />
<br />
<br />一方で本書は、日本外務省きってのロシア通外交官としての佐藤優が形成される過程を綴った成長物語でもある。タダで神学研究をする目論見で外務省に・・・・・・
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ハチドリのひとしずく いま、私にできること
nonメーカー 光文社
ASIN 4334974910
ひとしずくへの想い
南米のお話というのにまず惹かれました。
<br />山火事の時、ハチドリが取った行動は一滴ずつ水をかけること。
<br />この行動の評価は読者自身に委ねられます。
<br />いろいろなディスカッションができそうです。
<br />でもやはり、「いま、私にできること」を考えることは意義があります。
<br />小さな小さな行いの中の尊い価値を大切にしたいと思いました。・・・・・・
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寝ながら学べる構造主義
内田 樹メーカー 文藝春秋
ASIN 4166602519
勘所がつかめる本
大変よく書けた本である。面白い。良心的かつ好意的なレヴューも多いので蛇足になるかも知れないが、少し書かせていただきたい。
<br />
<br /> 本書は、構造主義とは「要するに」どんなものか、を説いた本である。各思想家について、その生い立ちや主要著作を紹介するといった教科書的な記述は省かれている。勘所をつかむには最適の本であるが、逆に最小限の事実は知りたいという人間には不満だろう。
<br />
<br /> 内容は、まず構造主義的なものの見方が、いかに我々の常識になっているかに触れたあと、構造主義を用意した思想家として、マルクス、フロイト、ニーチェを取り上げ、次に構造主義の始祖としてソシュールに触れ、それから構造主義の「四銃士」フーコー、バルト、レヴィ=ストロース、ラカンに触れている。「あとがき」における内田氏のまとめは以下の通りであ・・・・・・
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明恵 夢を生きる (講談社プラスアルファ文庫)
河合 隼雄メーカー 講談社
ASIN 4062561182
あるべきようわ
明恵上人は鎌倉時代の高僧で、鳥獣戯画で知られる高山寺において華厳宗中興の祖といわれている。彼が19歳〜60歳まで記された夢記といわれる夢の記録を通して、彼の内的な成長過程を分析を通してユング心理学の夢の理論が述べられている。夢記の驚くべきは、人類最初というべき長期間にわたる夢の記録であると共に、夢を一定の解釈の仕方に当てはめて記されているのではなく、1つ1つの夢を大切にし、合理的に分析されていることである。著者はここに着目し、まさしく彼が夢を生きたのだということを記している。明恵が臨終を迎える際の描写は荘厳である。人は夢を見る。この事実をそのまま受け入れ、夢をも生き切るこの姿勢は、人としてあるべきようわを問い続けた明恵そのものであることが述べられている。・・・・・・
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ソウルメイト 「運命の人」についての7つの考察
飯田 史彦メーカー PHP研究所
ASIN 4569645747
生きていく意味が素直にわかる
私たちの正体は、「自分」という独立した自覚と意思を持ち、成長したいと願う「意識」であり、今回の人生では自分の脳とつながって、自分の肉体を、コントロールしながら「人生」と言う体験を通じて学んでいる、精神宇宙の一部なのだということがわかります。これは、本文中の抜粋です。けんかしたとき、もめたとき、うまくいかないとき、全部思い出せる言葉がいっぱい心の中に残せる本です。・・・・・・
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マンガ嫌韓流
山野 車輪メーカー 晋遊舎
ASIN 488380478X
日本人はみんな読むべきですね
得体の知れないお隣の北と南の、常識では考えられない国。
<br />また、日本に住み着いているくせに帰化も帰国もしない在日。
<br />いい加減にしろと思っていたところに、こういうメディアで出たことは嬉しいことです。
<br />現在の日本のガンとも言える、この問題についてよく取り上げてくれたと思います。・・・・・・
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「聴く」ことの力―臨床哲学試論
鷲田 清一メーカー 阪急コミュニケーションズ
ASIN 4484992035
鷲田臨床哲学の代表作
最近の医療人類学(臨床社会学、臨床人類学)のトレンドである、「ナラティヴ」という発想を一歩進めた、鷲田臨床哲学の代表作。<br> ナラティヴという考え方は、すでにクラインマン「病いの語り」やグリーンハル「ナラティヴ・ベイスド・メディスン」で呈示されていたが、ここでの著者の主張はある意味極めてシンプルである。従来は「ナラティヴ」を傾聴することによって、病者にとっての「病い」とは何かを知る、ということに力点が置かれてきたが、実は知ることではなく、傾聴すること自体にひとを癒すちからがある、というものだ。<br> もちろん、この考え方自体はすでにカウンセリングにおけるロジャース理論と一脈通ずるものがあり、著者の完全な独創というわけではない。しかし、すでに技法としてある意味限界が指摘されているロジャース理論をもっと幅広い局面で生かしてゆくために、ナラティヴという思想と結びつ・・・・・・
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右翼と左翼 (幻冬舎新書)
浅羽 通明メーカー 幻冬舎
ASIN 434498000X
歴史の本としても面白い。
フランス革命から始まり近代までの右翼、左翼の流れから今日の日本での捉え方まで結構詳しく書かれてあるように感じた。もちろん専門書にはもっと書いてあるのかもしれないが、新書としては十分だと思う。時代や立場によって変化してきているのがよくわかった。私の勉強不足で深く理解できていない部分もあるが、右翼、左翼ってなに?と疑問に感じる方にはイメージがつかめるのでオススメです。・・・・・・
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プチ哲学 (中公文庫)
佐藤 雅彦メーカー 中央公論新社
ASIN 4122043441
素直に考えるということ
情報多寡の時代。いろいろな価値観、生き方、考え方が毎日のように提示され
<br />ていく。この本の売りは「モノの見方をちょっと変えてみればいろいろなことが
<br />見えてくる」ということなのかもしれない。だが、私は「もっと素直に無垢に考
<br />えて見ることが大切だ」というメッセージを受け取った。冒頭の「2匹の小魚」
<br />のところにある「不変の価値」のところを深く考えてみるきっかけになった。
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ノモンハンの夏 (文春文庫)
半藤 一利メーカー 文藝春秋
ASIN 4167483106
日本を世界戦争へ導いた大事件
後の太平洋戦争につながっていくきっかけとも言えるノモンハン事件を描く大作。
<br />戦場の軍人が統帥権をもつ天皇の意向を無視して暴走する様がありありと描かれ、数万人の死傷者を出してもなお自らの非を認めない高級将校に対する怒りがこめられた表現が多くみられます。
<br />特に、悪名高い辻政信参謀に対しての批判は極めて厳しいのですが(もちろん、批判されてしかるべきなのですが)、その表現が幾分感情的に感じられ、単なる辻批判本と受け取られかねないところは若干残念でした。
<br />とはいえ、ノモンハン事件そのものだけでなく、当時の国際情勢、特にヒトラーのドイツとスターリンのソ連の駆け引き、伊英仏の思惑など、複雑を極めた世界のパワーバランスが丁寧に描かれていて、日本にとってのノモンハン事件が単なる局地的戦闘でなかったことがよく理解できます。
<br ・・・・・・
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ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)
高木 徹メーカー 講談社
ASIN 4062750961
朝日新聞と慰安婦問題
現在、国際社会では「日本国は国策として女性を強制連行し性奴隷とした」という話が常識となっている。<br />そうなった最大の原因は、朝日新聞の「政府・軍による強制連行」の嘘話の大宣伝である。<br />その朝日新聞は現在、<br />「官憲による強制連行があったかどうかは枝葉であり、問題の本質から目をそらそうとしている」<br />と言っている。<br />人間ここまで汚くなれるのだろうか?<br />ならば朝日の記者は世界中に飛んで「実は政府・軍による強制連行の証拠は一切無いんだ」と誤解を解くべきだろう。<br />それが責任のとり方じゃないのか?<br />朝日の記者にだって少しは良心があるのだろう?・・・・・・
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今日われ生きてあり
神坂 次郎メーカー 新潮社
ASIN 4101209154
60年余前の青年たちの心境に思いを馳せる
今から60年余前に、このような時代があったということを、改めてまざまざと見せつけられた。
<br />出てくる登場人物は、ほとんどが、自分と同じ世代である、20代中盤の若者。
<br />彼らは、特攻で玉砕することが使命であると考え、家族や、国民のために死んでいった。
<br />その混じり気のない、純粋な信念に、畏怖すら覚えるとともに、若き青年たちをそのような心理状態にさせてしまった戦争というものの恐ろしさを痛感した。
<br />永世、語り継いでゆくべき記録だと思う。・・・・・・
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ベトナム戦記
開高 健メーカー 朝日新聞社
ASIN 402260607X
この本はきつかった。
まだ少年と言える時代に読んでしまった。戦争とはいったい何なのか?など考える余裕などなかった。
<br />「ベトコン少年、暁に死す」の項を読まなければ良かったと後悔しつつ読み続けた。胃の辺りが石を飲んだように重くなって、目には涙が浮かんできたのを今でも覚えている。
<br />開高健先生は、私にとって人生の師と勝手に決めているのですが、この本の内容は中学生の私にとっては厳しすぎたと思う。
<br />今、子供にも開高先生の小説を読むように勧めているが、この本はもう少し後にしようと心に決めている。・・・・・・
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